
「Airbnb(エアビーアンドビー)」とは?言葉は聞いた事があるけど、実際によくわからないという人も多いと思います。世界的に外国人にとって爆発的な普及を見せているAirbnbですが、日本ではまだ普及しているとは言い難いものがあります。しかし、政府は民泊許可に向けての規制緩和や新しい法案づくりをしている最中なのです。日本の民泊事情が大きな転換期を迎えています。今後Airbnbはもっと日本で普及するどころか、現在も急成長を続けています。
誰よりも早く「Airbnbで稼ぐ情報」をチェックしておくことで副業として稼ぐことができるようになります。また本業を超える収入として非常にリスクの低い投資となります。
そこで今回は、
- Airbnbとは何か?
- Airbnbが外国人に人気の理由
- Airbnbのおすすめの使い方
について記事を書いていきます。
Airbnbとは何か?
まずは、Airbnbについて知っておきましょう。
Airbnbとは、アメリカに本社のあるAirbnb社が提供するサービスのことを言います。簡単に言うと「民泊※1を仲介してくれるサイト」の事を言います。このサイトを利用して、宿泊する部屋を貸したり、借りたりできます。しかも、このサイトを通じてお金のやり取りを「代行」してくれるので、お部屋を貸す人(ホストという)は宿泊者(ゲストという)から宿泊費用を集金してくれます。また、ゲストはホストにクレジットカード番号を知られることなく安全に料金の支払いができるというメリットがあります。
※1:民泊とは一般人が所有しているマンションの一室や戸建てを借りて宿泊すること。
Airbnbは、2008年アメリカで誕生しました。2016年現在では、世界190か国以上、3万4000以上の都市、6,000万人以上の利用者がいるほど、世界的に広く使われている外国人に人気のサービスです。ホテルより豪華な宿泊施設もあれば、遊牧民のテントや灯台、洞窟など、実に多種多様な宿泊施設が登録されています。自分が何のためにどんな所に泊まりたいかを考えて選ぶことができます。
①Airbnbが外国人に人気の4つの理由
Airbnbを利用する上で気になるのが「どんな人が利用しているか?」という点です。利用目的のほとんどが観光ですが、中には出張や、一時的な拠点のために利用する人もいます。このサイトを利用する人は大きく3つの理由に分かれます。
★1つめは「宿泊費用を安くしたい」という理由で安い宿泊所を探す時です。最近日本でも良く見受けられるのは、例えば10人で旅行するときに(外国人は大人数の旅行も多い)1部屋2万円のホテル(訪日外国人の急増により東京都のホテルは高騰しています)であれば5部屋借りる必要があり、合計1泊約10万円必要になります。平均的な5泊で計算すると50万円かかります。
【東京都のホテルに10人で宿泊した場合】
(訪日外国人の急増により東京都のホテルは高騰しています)
1部屋2万円×5部屋=10万円(1泊)×5泊=50万円
【Airbnbのお部屋に10人で宿泊した場合】
1部屋3万円×5日=15万円
⇒35万円もお得!
このようにホテルに宿泊するよりもAirbnbに宿泊するほうが35万円お得ということになります。
しかも10人が集まって話ができるのは食事の時などのレストランや移動の時だけです。しかし、Airbnbの広い部屋を選んだらどうでしょう?10人宿泊できる大きめの部屋であれば3万円位で宿泊できる部屋もたくさんあります。リビングが広いこともあるので10人が集まってワイワイ話しができます。
★2つ目は「ホテルや旅館の予約がいっぱいだった」という理由で宿泊所を求めて利用する時です。
★3つ目は「現地の暮らしを体験したい、現地の人と交流したい」など、普通のホテルでは予約できない場所を探す時です。つまり「体験」が目的の時です。
★4つ目は「誰でも副業として物件を貸して収入を得ることができること」そして「Airbnbで部屋を借りるときに宿泊料金の支払いが楽なこと」です。
②お金のやりとりはどうなるの?
Airbnbのサイトを通じて宿泊費用の支払い方法や、通貨が異なる時にはどうするか?という点について解説します。
Airbnbを利用してのお金のやりとりは非常に簡単です。Airbnbが外国人に人気の理由のひとつとして「ホストが受け取る収益」や「ゲスト(宿泊者)が支払う料金」の管理をAirbnbが代行してくれるという点にあります。まず、お金のやり取りをする登場人物は、Airbnb社、お部屋を貸す人(ホストという)、宿泊者(ゲストという)の3者です。
結論から言うと、ホストとゲスト間でのお金のやりとりは発生しません。全てAirbnb社が代行してくれます。まず、ゲストがAirbnb社に宿泊料金を入金します。そして、その後にAirbnb社がその料金をホストへ入金するという流れです。Airbnb社は、宿泊部屋だけでなく、お金も仲介しているのです。
また、お金のやりとりが非常に迅速に行われるという点も特徴の一つです。Airbnb社がゲストから宿泊料金を受け取ると、基本的には24時間以内にホストへ収益としてお金が送金されます。つまり、早ければゲストが滞在中にホストは収益を受け取ることができるという事です。入金のタイミングも「10万円になったら送金」「50万円になったら送金」と決める事ができる、ホストとゲスト両方にとって嬉しいサービスなのです。
収益を受け取る口座に関しても日本の銀行は勿論、海外の口座への送金もOKです。やはり世界に展開しているだけあって、スピードや融通性などの自由度は非常に高いサービスになっています。
③通貨が違う場合はどうするの?
Airbnbは上述の通り、世界で広く利用されているため、ホストとゲストの国籍が違う場合も多くあります。国籍が違うという事は、通貨自体が違いますので、宿泊料金の支払いに支障が出ます。結論から言うと、ゲストとホストの通貨が異なる場合には「自動的に通貨換算」が行われ、ホスト(部屋を貸す人)は収益を希望の通過で受け取ることができるのです。
為替レートをどうしているかと言うと、Airbnb社は2つのレートを設けています。1つは「基本為替レート」と言い、Airbnb社が複数のデータを基に独自に算出しています。もう1つは、「調整済為替レート」と呼ばれるものです。これは、上述した「基本為替レート」に、3%の手数料を上乗せしたものになります。どんな時に使うかというと、ゲストが支払う通貨とホストが指定した通貨に違いがある場合に適用されます。
例えばホストがアメリカドルを通貨に設定していたとします。しかし、ゲストが日本円で宿泊料金を支払いたい場合には、調整済為替レートが適用されるのです。ゲストはクレジットカードの登録が必須なので、支払う通貨は基本的には自国の通貨(クレジットカードの支払い口座が自国通貨である場合がほとんどなので)になります。そのため通貨が異なるとAirbnb社が処理をしなければいけないので3%を手数料として払うのです。
基本的には海外のホストは「アメリカドル」の場合が多いので、私達日本人がAirbnbを利用し海外に行く場合には、調整済為替レートが適用される事が多いです。
③Airbnbはどのように稼いでいるのか?
Airbnbを利用する際に直接関係するワケではありませんが、ここまでAirbnbの概要を知ると「この会社は何で収益を上げているのか?」と疑問を持つと思います。結論から言うと、ゲスト、ホストの両者から手数料を貰う事で利益を上げています。ホストは受取額の3%をAirbnb社に支払い、ゲストは宿泊料金の10%を「サービス料」という名前で支払います。
Airbnbのおすすめの使い方
次はAirbnbを実際に利用してみましょう。以下のwebサイトにアクセスして実際に一連の流れを体験してみることが一番手っ取り早いです。
※2 Airbnb
https://www.airbnb.jp
①部屋のタイプには種類がある
どんな物件に宿泊したいのかという点を考える時に一番先に考える必要があるのが、部屋の種類についてです。
Airbnbを利用すると、
- 「まるまる貸し切りタイプ(戸建てやマンションの1世帯部分)」
- 「個室(部屋の中の1部屋)」
- 「シェアルーム(同じ部屋になることもある)」の
3タイプの宿泊する部屋が表示されます。
「まるまる貸し切りタイプ」は、その名の通りマンションの一室や、戸建てをまるまる自分達だけで利用する事ができるタイプです。小さな子供がいたり、気兼ねなくリラックスしたりしたい人はこのタイプが良いでしょう。
「個室」は、共用スペースとプライベート空間が両方ある事を言います。例えば、リビング・ダイニングはホストとゲストの共用で、ベッドルームは個室になっているようなパターンです。
「シェアルーム」はホストとゲストは生活空間を共有します。もしくは、別のゲストが存在している場合もあります。イメージとしてはホームステイと思って頂くと分かり易いと思います。
ホテルや旅館と同じような「まるまる貸切タイプ」の利用が多いようですが、例えば「英語を勉強したい」や「異文化交流をしたい」という目的もあるのであれば「個室」や「シェアルーム」を利用するのも良いかもしれません。
②まずは条件をチェック
Airbnb画面で場所とカレンダーで日数を入力したら、具体的な宿泊部屋(リスティングという)が表示されます。料金でフィルタをかける事ができるので、予算に合わせて物件を探しましょう。良さそうな部屋(リスティング)をクリックしてみると、エリアやベッドルーム、ベッドの数、宿泊できる人数などが表示されます。他にもホストの紹介や、インターネット設備やシャンプーなど、アメニティ情報があります。実際の部屋の写真も掲載されているので、宿泊する時のイメージはかなり沸くと思います。
③レビュー(評価)で評判を見る
レビューは以下の点をチェックしましょう。
- レビューの数。多いほど利用者の声が聞けるので参考になります
- 星の数が多いほど評価が高い
- 星の評価は「正確さ」「コミュニケーション」「清潔さ」「ロケーション」「チェックイン」「コスパ」の6要素で構成されているので、特に自分の中で優先順位の高い項目を重視しましょう
レビューで見るべき項目について、分かりにくい箇所の詳細を解説します。
・「正確さ」とは、紹介ページに正確な情報を出しているかです。つまり、この正確さが低いという事は、実際に部屋に宿泊した人が「話が違う。ページに書いてある事と違う!」と感じたという事です。
・「コミュニケーション」はメッセ―ジのやりとりが正確であったか、頻度や返答スピードはどうであったかという項目です。
・「チェックイン」とは、当日のチェックインがスムーズに出来たかどうかです。この項目が低いという事は、鍵の受け渡しが上手くいなかったなどが考えられます。
④カレンダーで予約をしよう
条件やレビューを見て宿泊する部屋を決めたら、いよいよ予約を行います。紹介ページを開いている時にWebページ右側に「チェックイン」「チェックアウト」「人数」「今すぐ予約」という欄があります。それぞれ日数や人数を入力して「今すぐ予約」をクリックしましょう。カレンダー上から空室情報なども一目で確認できますので、空いている日を見つけて予約を入れましょう。人気のある部屋で人気のある時期であれば、向こう1ヵ月間予約で埋まっている事も珍しくありません。
まとめ
「Airbnbが外国人に人気の理由」と「Airbnbのおすすめの使い方」がお分かり頂けたと思います。費用の流れや予約方法も非常に簡単なので、是非一度試しにやってみましょう。勿論、普通のホテルや旅館に宿泊する旅行も楽しいですが、Airbnbを利用しての民泊も新しい発見があるかもしれません。