※この記事は
「民泊開業の流れ|物件契約からオープンまで完全ロードマップ」
という記事の中の STEP5(工事・家具・備品) を詳しく解説したものです。
民泊開業は大きく次の流れで進みます。
1 物件判断
2 物件探し
3 契約
4 行政手続き
5 工事・家具・備品
6 OPEN
民泊開業の全体の流れについては
「民泊開業ロードマップ」で解説しています。
この記事では、その中でも 室内準備の考え方と、ゲストに選ばれる部屋を作るためのポイントについて解説していきます。
行政手続きと並行して進む「室内準備」
行政手続きと並行して進めることになるのが、室内の準備です。
具体的には、次のような作業があります。
・内装工事
・家具家電の準備
・備品の購入
・室内レイアウトの設計
・写真撮影の準備
民泊は「宿泊施設」として運営するため、単に家具を置けばよいというわけではありません。
ゲストが快適に滞在できる環境を整える必要があります。
また、このステップでは
工事・家具・納期・レイアウト
などが複雑に関係してきます。
段取りを間違えると、OPENスケジュールに影響することもあるため、全体像を意識しながら進めていくことが大切です。
内装工事は運営前にしっかり考える
まず、室内準備の最初に出てくるのが内装工事です。
例えば、
・壁紙の張替え
・床材の張替え
・キッチンや水回り設備の交換
などを行うことがあります。
ここで重要なのが、
運営が始まってから内装工事をやり直すのは難しい
という点です。
民泊は稼働している限りゲストの予約が入るため、大きな工事をする場合は
一定期間休業する必要
が出てきます。
そのため、
・どこまで工事するのか
・どこはそのまま使うのか
を開業前にしっかり考えておくことが大切です。
民泊の壁紙は「写真映え」を意識する
賃貸住宅では、壁紙は白などのシンプルなものが多いと思います。
しかし民泊では少し事情が違います。
ゲストは
写真だけを見て部屋を選ぶ
からです。
そのため、写真の中で印象に残るようなアクセントクロスを使うと、部屋の印象が強くなることがあります。
ただしここで重要なのは、
壁紙単体ではなく部屋全体のコンセプト
です。
例えば
・パステル系の明るい壁紙+白っぽい家具
・ビビッドな色の壁紙+濃い目の家具
・モノトーンの壁紙+スチール系家具
など、全体のテイストを揃えると統一感が出ます。
逆に
「この壁紙おしゃれ!」
という理由だけで選んでしまうと、家具やカーテンを選ぶときに全体のバランスが取りにくくなります。
床材はメンテナンスも考えて選ぶ
床材も意外と重要なポイントです。
和室の畳は雰囲気があって魅力的ですが、
・小さなゴミが取りにくい
・スーツケースで傷みやすい
というデメリットがあります。
民泊ではキャリーケースを引いて移動するゲストも多いため、想像以上にダメージが出ることがあります。
そのため畳の部屋が多い場合は
・クッションフロア
・フロアタイル
・フローリング
などへの変更を検討してもよいかもしれません。
私の場合は1室だけ和室を残しましたが、メンテナンスのしやすい
樹脂畳
を使用しました。
見た目は畳ですが、水や汚れに強く、掃除もしやすい素材です。
工事と家具搬入のタイミング
もう一つ重要なのが、
内装工事と家具搬入のタイミング
です。
大型家具は基本的に
工事が終わらないと搬入できません。
例えば
・床の張替え
・壁紙工事
の途中で家具を入れてしまうと、工事ができなくなってしまいます。
そのため、
工事終了
↓
家具搬入
という流れになります。
逆に言えば、工事が終わったらすぐに動けるように
どんな家具を入れるかは事前に決めておく
必要があります。
家具購入の方法
家具を揃える方法はいくつかあります。
例えば
・ジモティー
・メルカリ
・中古家具店
などを使えば、新品を購入するより費用を抑えることもできます。
ただし、
・希望するデザインが見つかるか
・色合いを揃えられるか
はタイミングや運に左右される部分があります。
また、
・受け取り
・運搬
・搬入
などの手間も考える必要があります。
私は時間を優先して、ネットで新品を購入する方法を選びました。
ニトリやIKEAなど、メーカーをある程度揃えると、深く考えなくても統一感が出やすくなります。
家具選びでよくある失敗
家具準備では、いくつかの失敗パターンがあります。
例えば
・清掃しにくいレイアウト
・重すぎて移動できない家具
・ガラス製で壊れやすい家具
などです。
ガラス製の家具はおしゃれですが、
・割れるリスク
・指紋汚れ
・清掃の手間
が増えることがあります。
民泊では、清掃のしやすさも非常に重要です。
家具を選ぶときは
おしゃれさだけでなく、数年後もきれいな状態を保てるか
という視点で考えると、運営が楽になります。
家具や備品は納期にも注意
家具や備品は、注文すればすぐ届くものばかりではありません。
例えば
・カーテン
・大型家具
・オーダー家具
などは、納期がかかることがあります。
私の場合もカーテンの納期が想定より長く、少し待ち時間が発生しました。
大きなトラブルではありませんでしたが、もしOPEN日をぎりぎりに設定していたら、スケジュールに影響が出ていたかもしれません。
そのため家具や備品については
・早めにリストを作る
・納期を確認する
・OPEN日から逆算して発注する
といった準備をしておくと安心です。
備品選びで手が止まる方も多いので、開業前に一度チェックしておくのがおすすめです。
必要なものはこの記事でまとめています。
レイアウトは「滞在体験」を想像する
家具配置を考えるときは、ゲストの滞在体験をイメージすることが大切です。
例えば
・何人で泊まる想定なのか
・リビングで団らんできるか
・朝の身支度がスムーズにできるか
などです。
民泊は生活空間というより
短期間の宿泊施設
です。
そのため
・スーツケースの置き場所
・荷物の動線
・複数人での滞在
なども意識してレイアウトを決めていきます。
写真を意識して部屋を整える
民泊では
写真の印象が予約に大きく影響
します。
そのため
・家具配置
・照明
・色のバランス
なども含めて、最終的な見え方を意識して整えていきます。
民泊の部屋づくりについては、実際に使った壁紙や床材、内装工事の費用まで詳しくまとめた記事も書いています。
より具体的に知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
室内の準備が整ったら、ゲスト向けのハウスマニュアルも作っておきましょう。載せるべき項目一覧と作り方のコツは、こちらの記事で解説しています。
こうした室内準備が整ったら、最後のステップとして
リスティング公開(OPEN)
へと進んでいきます。






コメント