戸建て民泊の掃除機、選ぶ前に確認したい5つのポイント【3台買い替えた失敗談あり】

設備・家具

民泊の清掃用掃除機、何を基準に選んでいますか?

私は戸建ての民泊を数年運営してきて、清掃用の掃除機だけで3台買い替えました。最初の2台は「安物買いの銭失い」を地でいく失敗で、3台目でようやく正解にたどり着いた——というのが正直なところです。

先に結論をお伝えすると、最終的に落ち着いたのはマキタの CL116DW です。でも、ただ「マキタがおすすめ」と言うだけでは、あなたの状況に合うとは限りません。

そこでこの記事では、私が遠回りして学んだ「清掃用の掃除機を選ぶ前に確認すべき5つのポイント」を、実際の失敗エピソードとあわせてまとめました。これから選ぶ方が、私と同じ回り道をしないための判断材料になればと思います。

前提:民泊の掃除機は「2種類」で考える

まず大前提として、民泊では掃除機を2種類に分けて考えるのがおすすめです。

ひとつは、ゲストが滞在中に自由に使う「ゲスト用」。物置スペースに常備しておくもので、正直そこそこの性能で十分です。

もうひとつが、チェックアウトごとに私たちや清掃スタッフさんが使う「清掃用」。これは毎回の仕事道具なので、性能を妥協してはいけません。

この記事で扱うのは、後者の清掃用です。では、選ぶ前に確認すべき5つのポイントを見ていきましょう。


掃除機もそうですが、民泊の備品選びは1つひとつに正解と失敗があります。開業時に揃えた備品リストはこちらにまとめています。

民泊で何を買う?開業時に揃えた備品リストと選び方【経験者が解説】
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① コードレスか、コード式か ― 戸建てなら断然コードレス

戸建ての民泊では、清掃のたびに階段を上り下りします。だからこそ、取り回しのよさを最優先すべきです。結論から言うと、戸建てならコードレス一択です。

実は私、最初にコード式を選んで失敗しました。買ったのはアイリスオーヤマのコード式サイクロン(SCA-112-W)。

【失敗1台目】アイリスオーヤマ コード式サイクロンクリーナー SCA-112-W

コード式にした理由は、「それなりに面積があるから、充電式だと途中でバッテリーが切れるストレスがありそう。だったら使用時間が無制限のコード式のほうがいい」と考えたから。

ところが、これが大きな誤算でした。戸建ての階段でコードを抜き差ししながら移動するのが、とにかく面倒。部屋ごとにコンセントを差し替え、コードを引きずって……。バッテリー切れを避けたつもりが、まったく別のストレスを抱え込む結果になりました。

清掃用途なら、充電切れの心配よりも、取り回しのよさを優先すべきです。

② 吸引力 ― ここをケチると結局コロコロを使うことになる

民泊の清掃では、前のゲストの髪の毛やホコリ、カーペットの汚れをチェックアウトごとに確実に取り切る必要があります。だから吸引力は絶対に妥協してはいけないポイントです。

コード式の失敗を経て、次に買ったのがアイリスオーヤマのコードレス(SCD-185P)。

【失敗2台目】アイリスオーヤマ コードレスサイクロンクリーナー SCD-185P

取り回しは快適でした。スイスイ動くし、心配していたバッテリー切れも起きず、コードのストレスからは解放されました。

でも今度は、肝心の吸引力が足りなかった。特にカーペット周りが何度吸っても吸いきれず、結局コロコロを併用することに。

さらに、このとき布団清掃用のアタッチメントも一緒に購入したのですが、これがまったく吸引力が足りず、実用に耐えるものではありませんでした。本体の吸引力が弱いと、アタッチメントを足しても結局使えないのだと痛感しました。

「コードレスで快適」と「しっかり吸える」は、別問題です。取り回しのよさに気を取られて、吸引力を後回しにしてはいけません。


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③ バッテリー・連続使用への強さ ― 発熱トラブルに注意

1棟まるごと清掃するなら、連続使用に耐える設計かどうかも見ておきたいポイントです。

先ほどのコード式(SCA-112-W)では、長時間使っているとバッテリーが熱を持ってしまい、途中で動かなくなるトラブルがありました。コード式だから無制限に使えると思っていたのに、結局は熱でストップしてしまう。

スペック表の「最大使用時間」だけを見るのではなく、現場で連続して使ったときに耐えられるかどうかを基準にすべきです。

④ 軽さ・シンプルさ ― 毎回使う道具は”続けられる”ことが正義

清掃スタッフさんに使ってもらう前提なら、誰でも軽快に扱える軽さと、操作のシンプルさも重要です。複雑だったり重かったりすると、使うこと自体がストレスになります。

この点で優秀だったのが、最終的に選んだマキタでした。業務用として清掃の現場で広く使われているだけあって、とにかく軽くて、機能がシンプル。重さを心配していたのですが、まったく問題ありませんでした。

毎回使う仕事道具は、「無理なく続けられる」ことが何より大事です。

⑤ 価格 ― 「安物買いの銭失い」を計算に入れる

最後に価格です。ここでお伝えしたいのは、本体価格だけで選ぶと、かえって高くつくということ。

私の場合、失敗した2台で 6,240円 + 9,980円 = 約16,000円 を使いました。そのうえで、最終的に 11,800円 のマキタに買い替えています。

つまり、最初からマキタを買っていれば1台・約12,000円で済んでいたところを、合計で約28,000円かけてしまったわけです。まさに安物買いの銭失い。

価格は「本体の安さ」ではなく、「買い替えリスク込みのトータルコスト」で考えるべきだと、身をもって学びました。

結論:5つを満たしたのは、マキタ CL116DW でした

ここまでの5つのポイント——コードレスであること、十分な吸引力、連続使用への強さ、軽さとシンプルさ、トータルコスト——をすべて満たしたのが、マキタの CL116DW でした。

【現在も愛用中・おすすめ】マキタ コードレス掃除機 CL116DW

業務用として現場で広く使われているだけあって、シンプルで、軽くて、しっかりパワーがある。心配していた重さも吸引力も問題なく、今のところ大満足しています。正直、もっと早くこれにすればよかった、というのが本音です。

補足:ゲスト用は、そこそこで十分

ちなみに、ゲスト用の掃除機にはお金をかけていません。

今置いてあるのは4,280円の安いもの。正直だいぶ安っぽいですが、ほぼ使われた形跡がないので「まあこれでいいか」と思っています。さらに、清掃用で引退したアイリスオーヤマを、ゲスト用に回したりもしています。

ゲスト用は物置スペースに置きっぱなしになるので、充電の手間を考えて、あえてコード式を選んでいます。清掃用ではあれだけコードが面倒だったのに、用途が変わると正解も変わる。これも実際にやってみてわかったことです。

まとめ:選ぶ前に、この5つを確認

最後に、民泊の清掃用掃除機を選ぶ前に確認したい5つのポイントをおさらいします。

  1. コードレスか、コード式か ― 戸建てなら断然コードレス
  2. 吸引力 ― ケチると結局コロコロを使うことになる
  3. バッテリー・連続使用への強さ ― 発熱トラブルに注意
  4. 軽さ・シンプルさ ― 毎回使う道具は続けられることが正義
  5. 価格 ― 安物買いの銭失いを計算に入れる

これから選ぶ方は、本体価格の安さよりも、取り回しと吸引力を優先してください。遠回りした私からのおすすめは、やっぱりマキタです。

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