民泊を始める前、私は「リネン」についてものすごく調べていました。
家具や家電よりも、なぜか気になっていたのが
シーツとタオル。
だって、宿泊する人が一番直接触れるものですからね。
ネットで「民泊 リネン」とか「ホテル シーツ」とか検索すると、必ず出てくるのがこんな文章。
シーツやタオルは、ホテルのように真っ白で清潔なものが良い。
うん、確かにその通り。
さらに調べていくと、ホテルや旅館の多くは
リネンサプライを使っているという記事がたくさん出てきます。
リネンサプライというのは、
シーツやタオルを回収して洗濯し、また届けてくれるサービス。
パリッとノリの効いた、ホテルのあのシーツ。
あれって自分で洗ってるわけじゃないんですね。
それを知った私は思いました。
「なるほど。宿泊業=リネンサプライを使うものなんだな!」
…完全に思い込みです。
でも当時の私は、それを疑うこともなく、
「よし、うちもリネンサプライだ!」と意気込んでいました。
そして、実際に見積もりを取ってみたんです。
見積もりを見て、現実に引き戻される
うちの民泊は、当初の想定では
・1泊15000円くらい
・ベッド5台
・最大8人
という感じでした。
そんな規模なので、リネン代もそこまで高くないだろう…と思っていたんです。
ところが、見積もりを見てびっくり。
掛けカバー
シーツ
枕カバー
バスタオル
フェイスタオル
バスマット
などなど、1枚ごとに料金が設定されていて、さらに
月額最低料金 41,000円
という条件。
頭の中で計算してみました。
「え…これ…」
リネン代だけで一泊分の売上が消し飛ぶやん!
短期のお客さんが多いと、
リネン代だけで利益がほとんどなくなる。
じゃあ長期のお客さんならいいかというと、
今度は最低料金が発生する。
つまり、稼働が少なくても
毎月4万円以上は確定でかかる。
これは…
とてもじゃないけど無理。
そもそも契約できない問題
しかも問題はそれだけじゃありません。
他の業者にも問い合わせてみたんですが、
「個人での契約は受けていません」
とか
「今はホテルからの依頼で手一杯なんです」
とか。
断られることが多い。
そもそも民泊一棟レベルの規模だと、
相手にしてもらえないこともあるんですね。
理想だったリネンサプライ。
でも
コスト的にも契約的にも厳しい。
さて、どうするか。
仕方ない!自分で洗濯する!
最終的にたどり着いた結論はこれでした。
「仕方ない。自分で洗おう。」
そして購入したのが
業務用の綿100%フラットシーツ。
真っ白で、ホテルっぽいやつです。
しかも5ベッドなので、
3セットずつ購入。
つまり
シーツ15枚
掛けカバー15枚
業務用なので、生地もしっかりしています。
…しっかりしすぎていました。
まず、洗濯機に入りません。
全部入れようとするとパンパンなので、
3回くらいに分けて洗濯。
そして乾燥。
コインランドリーで50分回しました。
取り出してみると
なんか、しっとりしてる。
完全に乾いてない。
そして
シワだらけ。
これはもうアイロンしかない。
ということで、
パワフルなスチームアイロンと
でかいアイロン台を購入。
必死でアイロンをかけます。
かける。
かける。
かける。
…全然終わらない。
しかもシワが強い。
全力でアイロンしてるのに
あんまり綺麗にならない。
そして気づく。
まだ寒い時期なのに
私、汗だく。
腕はダルダル。
「これ…」
「毎回やるの…?」
とてもじゃないけど無理。
次の作戦
「これは何か方法を変えないと…」
そう思って色々考えました。
例えば
業務用のプレスアイロン。
ホテルとかにある、
挟んでプレスするタイプのやつ。
調べてみると
60万円くらい。
…高い。
そして、もう一つ考えたのが
クリーニング。
シーツだけ出せばいいのでは?
と思ったんですが、
こちらも計算すると
なかなかの金額。
結局
どれも採算が合わない。
最終的な解決
完全に行き詰まっていたとき、
メッセージ代行をお願いしていた
民泊に詳しい方に相談しました。
すると、あっさり言われたんです。
「うーん、だいたいみんな
ポリエステルのシワになりにくいシーツを
コインランドリーで洗ってるよ。」
……。
「え?」
「そうなの?」
なんかもう
ガックリ。
そんな方法があるなんて。
最初から相談しておけばよかった…。
結論
ということで、現在は
シワになりにくいボックスシーツ
を使っています。
洗って
乾かして
そのまま使える。
アイロン不要。
あの汗だくの日々は
なんだったんだろう。
ちなみに、あのとき買った
巨大アイロン台。
今は
ただの物置です。
巨大アイロン台を買って汗だくでシーツにアイロンをかけていたあの頃の私に、もし今会えるならこう言いたいです。
「そのシーツ、選び方を間違えてるよ。」
民泊のリネンって、ついホテルのイメージで考えてしまいます。
私も最初はそうでした。
でも実際に運営してみて分かったのは、
民泊のリネンは「見た目」より「運営効率」が大事。
シワになりにくい素材
乾きやすさ
交換のしやすさ
こういうポイントを押さえておかないと、
私のように巨大アイロン台を買うことになります。
(本当にいらなかった。)
そこで次の記事では、
- 民泊リネンの選び方
- フラットシーツとボックスシーツの違い
- リネンサプライ・クリーニング・自家洗濯のコスト比較
- 実際に使っているおすすめシーツ
などを、運営者目線でまとめました。
もしこれから民泊を始める方や、
リネン選びで迷っている方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
👉 民泊リネンの選び方|ホストが失敗して分かったこと



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