ふわりら8年タオルを民泊2棟で使った正直レビュー|薄手タオルは本当にアリなのか

設備・家具

大阪で戸建ての民泊を2棟運営しています。

今回は、うちで使っているふわりらの「8年タオル」について書きます。ゲストが入れ替わるたびに洗って乾かして、を繰り返す環境で実際に使ってきたので、家庭で数枚使った感想とは少し違う話ができると思います。

先に結論を書くと、民泊のタオルとしてはかなり良いです。ただし、色の選び方でひとつ失敗しました。そこも含めて書きます。

ふわりらの8年タオルとは

まず名前の由来から。

お客さんから「8年間使用していますがまだこんなにキレイです」という写真付きのレビューが届いたことがきっかけだそうです。ご家庭で、お子さんとの思い出と一緒に長く使われてきたタオルの写真を見て感動し、今後もずっとこの商品を売っていこうと決めた。その気持ちを忘れないために「8年タオル」と名付けた、という経緯が公式に書かれています。

商品名が先にあって性能をうたっているのではなく、使った人の言葉が先にある。この順番が個人的には好きでした。

なお公式側も、8年きれいに使った人がいたのは事実だけれど、8年の品質保証をするものではない、とはっきり書いています。名前が独り歩きしないように断っている姿勢は、信頼できると感じた部分です。

中身は「業務用タオル」

8年タオルは業務用タオルにあたります。公式の定義では、業務用の大きな洗濯機での洗濯・乾燥に耐えられる強度を持ったタオルのこと。

具体的には次の3つの仕様で成り立っています。

  • ほつれにくい縫製(インターロック)
  • 色落ちしにくい染色方法(スレン染め)
  • 引っかかりにくい短めのパイル

そしてパイルが短いことの利点として、公式では3つ挙げられています。ゴシゴシ拭けること。洗濯時に他の繊維や髪の毛が絡みにくく、見た目のきれいさが長く続くこと。そして、古くなったらハサミで切って雑巾として使えること(ふわふわタオルと違って切っても糸くずが出ない)。

このあたりは、あとで書く使用感の話とそのままつながってきます。「なんとなく丈夫」ではなく、丈夫になる理由が仕様として説明されている商品です。

カラー展開

ここは実際に選ぶときにけっこう効いてくる部分です。

ホワイト、ベビーブルー、ブルーシェル、デニムブルー、ネイビーといった青系。パステルレモン、カスタード、シナモンシュガー、コーヒーといった暖色系。グレー、ライトグレーもあります。

淡い色から濃い色まで幅があるので、部屋のトーンに合わせやすい。しかも先ほど書いたとおりスレン染めで色落ちしにくいので、濃い色を選んでも扱いに気を使わずに済みます。ここは民泊で使ううえで、あとから効いてきた部分でした(理由は後述します)。

▼バスタオル 15枚セット

▼フェイスタオル 15枚セット

収納がコンパクトになる

これは公式の比較画像を見て気づいたのですが、ふわふわタオルと8年タオルを同じ枚数積むと、高さがまったく違います。

民泊だと、リネン庫のスペースは有限です。予備を多めに持っておきたいけれど場所は取りたくない、という状況で、この差はかなり大きい。バスタオルはとくにかさばるので、収納量が変わってきます。

なお公式には、干すときに丁寧にパタパタする、もしくは乾燥機で乾かすと、ふんわり柔らかくなると書かれています。薄手だから硬い、というわけではないようです。

なぜこのタオルを選んだのか

民泊を始める前、社会人になりたての頃に、今治タオルの分厚い白いバスタオルを買ったことがあります。自分への誕生日プレゼントでした。

それが、カビました。

毛足の奥に黒いシミが出てきて、ハイターにつけても、しばらくするとまた出てくる。厚みと毛足の長さがあると、家庭の環境では乾ききらないんです。

このときに、ホテルのあの真っ白でふわふわのタオルは、工場で洗って高温で一気に乾かす設備があるから成立しているのだと気づきました。

なので民泊のタオルは、最初から2つの基準で探しました。

  • 薄手であること:ゲストが帰るたびに洗って乾かすので、乾きやすさが最優先
  • 耐久性があること:粗品でもらうような薄いタオルはすぐにほつれるので論外

イメージとしては、美容院で使われているようなタオルが近いかな、と思っていました。その条件で見つけたのが8年タオルです。

選び方の話をもっと詳しく書いた記事もあります。

▶ 関連記事:民泊タオルの選び方|ホストが失敗して分かったおすすめタオル

実際に使ってわかったこと

乾きが速い

期待していたとおりでした。冬場でもちゃんと乾きます。

厚手のバスタオルだと、乾燥機から出したあとも「なんとなくしっとりしている」ことがあるのですが、それがない。この差は、日々の運営ではけっこう大きいです。乾ききっていないタオルを畳んで置いておくと、そこから臭いとカビが始まるので。

夜に使って一晩脱衣所にかけておいても、嫌な臭いがしてきません。これは自宅で使っていて気づいたことですが、乾きの速さがそのまま出ている部分だと思います。

まったくほつれない

これが一番驚いたところです。

タオルって、干すときにどこかに引っかけて、糸を引き出してしまいますよね。うちではそれが起きていません。何度洗っても、端がほつれてこない。

理由は、先に書いたインターロック縫製と、短いパイルにあるのだと思います。そもそも引っかかる部分が少ない。使っていて「丈夫だな」と感じる場面の多くは、この2つで説明がつきます。

洗濯後に髪の毛が絡んでいることも少ないです。これも短いパイルの効果として公式が挙げていた点ですが、清掃代行さんに任せている身としてはありがたい部分でした。畳む前に髪の毛を取る、という作業が減るので。

薄手のタオルを選ぶときに一番心配なのがほつれだと思うのですが、少なくともうちの使い方では問題になっていません。

柔軟剤なしでもゴワつかない

うちはプライベートでは柔軟剤を使いません。普通のタオルだと、洗ううちにすぐゴワゴワになってしまいます。

8年タオルは、パイルが短いおかげか、そのゴワつきをほとんど感じません。もともと厚みで柔らかさを出しているタオルではないので、へたって硬くなる、という変化の仕方をしないのだと思います。

肌当たりで言えば、高級ホテルのタオルとは別物です。ふわっと包まれる感じを期待すると違います。ただ、しっかり拭けて、不快感がない。日常的に使うにはこれで十分だと感じています。

気をつける点:白は選ばない方がいい

ここが、私の失敗した部分です。

民泊を始めた当初は、真っ白のフェイスタオルと、薄い色のついたバスタオルという組み合わせで運用していました。

白は汚れが目立つので迷ったのですが、白ならハイターで漂白できるだろう、と思って選びました。

結果、これは判断ミスでした。

ハイターでも落ちない汚れが、思っていたよりずっと多かったんです。薄くはなるものの完全には落ちず、結局引退させることになったタオルがかなりあります。化粧品なのか整髪料なのか、原因がわからない汚れもありました。

さらに面倒だったのが、ゲストの入れ替えのたびにタオルを1枚ずつ確認して、汚れているものを漂白して……という作業です。

うちは清掃を代行さんにお願いしています。だからこそ、誰かが毎回目視で判断しないと維持できない備品は、そもそも選択として弱い。これは色の問題であって、タオルの性能の問題ではありませんでした。

今は、入れ替えのタイミングで少しずつ濃い色に変えていっています。カラーバリエーションが豊富な商品なので、ここは選び直しがしやすくて助かりました。

濃い色のタオルを何度も洗うと色落ちが心配になりますが、8年タオルはスレン染めという色落ちしにくい染色方法が使われています。業務用として大きな洗濯機で回されることを前提にした仕様なので、ここは安心して濃い色を選べる商品だと思います。

これから買う人へ:民泊で使うなら、迷わず濃い色を選んでください。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 民泊や小規模宿泊施設で、洗濯と乾燥を回し続ける必要がある人
  • 清掃を外注していて、手間のかからない備品を探している人
  • 家庭でも、柔軟剤を使わずにタオルを長く使いたい人
  • 部屋干しが多く、タオルの生乾き臭に困っている人

向いていない人

  • ゲストに「ホテルのような滞在」を売りにしている宿
  • 厚みや肌触りの上質さを、宿の価値として打ち出している人
  • タオルにふわふわの触感を求める人

高価格帯で「上質さ」を売っている宿なら、リネンを外注してホテルと同じ工程を回した方がいい。8年タオルは、そことは違う戦い方をする宿のための道具だと思っています。

まとめ

民泊で使ってきて感じているのは、このタオルは「良いタオル」ではなく「運用が破綻しないタオル」だということです。

  • 冬場でも乾く。生乾きのまま次のゲストに出す事故が起きにくい
  • ほつれない。引退のサイクルが長い
  • 柔軟剤なしでもゴワつかない
  • ただし、白は選ばない方がいい

引退させたタオルを自宅で使っていますが、これがなかなか良くて、けっこう長く付き合えそうな感触があります。自宅でも使えなくなったら、ハサミで切って雑巾にする予定です。備品が最後まで無駄にならないのは、地味にうれしいところ。

ゲストに出すものとして8年使い続けるのは難しいかもしれませんが、家庭用としてなら名前のとおりかもしれません。

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タオル以外のリネンや備品の選び方については、こちらの記事にまとめています。

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